アークレイ株式会社 京都研究所
「上京区の史蹟百選」にも選ばれる日本庭園 『擁翠園(ようすいえん)』との共存を図った計画である。庭園側を環境バッファーゾーンとし、思考とコミュニケーションの場=ナレッジサポートエリアとして利用する。京町家の出格子をモチーフに、素材感のあるリブ形状の外壁とし、単調にならないように壁面を構成した。町家のモジュールを考慮し、大きな壁面をスリットにより分節化し、景観におけるスケール感の調和を図っている。
開発エリアについては、オフィスエリアと実験エリアを同フロアで構成し「思考←→実践がすぐに移行できる環境」「研究開発のオフィスエリアから実験状況を常に把握できる環境」を実現している。また、実験室モジュールを設定し、「さまざまな組織構成に対応できる環境」に配慮した。
- 研究所
- プランテックコンサルティング (設計:プランテック総合計画事務所)
- アワード:
- 2012年日本建築家協会優秀建築選